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「尊厳死宣言書」ってなに?~自分の最期に備える一つの方法~

2025-04-29
[その他]

将来、病気や事故で回復の見込みがなくなる時が来たら ――

そんなときに、「延命治療は望まない」という意思を伝える手段のひとつが「尊厳死宣言書」です。

この書面は、医療現場での延命措置を控えてもらいたいという本人の希望を、家族や医療関係者にあらかじめ伝えるためのものです。

ただし、法律で効力が認められているわけではありません

そのため、作成したからといって、必ず希望どおりにしてもらえる保証はありません。

それでも、日本尊厳死協会が行ったアンケートでは、亡くなった会員のご遺族の9割以上が「リビング・ウィル(尊厳死宣言書)が医療現場で尊重された」と答えているそうです。

形式的な法的効力はなくても、現場で一定の判断材料として受け入れられているようです。


書き方に決まりはあるの?

尊厳死宣言書は、遺言書のように法律で形式などが決められているわけではありません。

ですから、自分で作っても問題ありませんし、自由なスタイルで記載できます。

とはいえ、最近では公正証書として作成する方も増えています

インターネットで検索すると、公証役場の情報が上位に表示されることからもその傾向が見て取れます。

公証役場で作る場合、費用はおよそ12,000~13,000円程度(出張を依頼する場合は別途費用がかかります)。

ちなみに、尊厳死宣言書の公正証書に多く見られる内容は次のようなものです:

  • 回復の見込みがない場合には、延命処置を望まない

  • ただし、苦痛を和らげる治療は最大限に行ってほしい

  • この意思については家族の同意も得ている

  • 医療関係者や家族がこの希望に沿った判断をしても、法的責任を問わないでほしい

こうした内容を明確にすることで、自分の思いをしっかり伝えることができます。


他の方法もある?

尊厳死宣言書を作る方法はほかにもあります。 たとえば、「日本尊厳死協会」に加入し、協会所定のリビング・ウィルを提出・保管してもらう方法です。 この場合は、所定の会費が必要になります。

また、自分で作成する場合でも、名前は手書きで署名し、実印を押すなどの工夫をすれば、より真剣な意思表示として受け取ってもらいやすくなるでしょう。


エンディングノートだけでは足りないかも?

最近ではエンディングノートにも延命治療についての希望を書く欄が設けられていることが多いですが、それだけでは不十分と感じる方もいます。

より明確な形で自分の意志を示しておきたいという方は、尊厳死宣言書を作っておくことをお考えになられてはいかがでしょうか。

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