あべ司法書士事務所

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吾輩は相続人である~相続の相談は誰にしたらよいか?(2025/05/15)

 

 

吾輩は相続人である。名前はないが、故人の遺産はある。問題もある。遺産相続の相談をしたいのだが、弁護士にするか司法書士にするか、いや税理士か、決めかねているのだ。

まずは弁護士先生。この御仁は争いごとに強い。相続人同士で、「長男の俺が多くもらう!」「いや親の面倒を見たのは私だ!」などと、カモメが鳴き交わすような事態になったとき、依頼者のために勇ましく戦ってくれる。だが、穏便に済ませたい吾輩には、少々剛腕すぎやしないかという気もする。費用はそれなりに立派なものなので、依頼するのは財布の中身を確かめてから、ということになる。

次に司法書士氏。この方、登記のことならお任せあれである。土地や建物の相続登記は勿論のこと、遺言書作成や家族信託にも詳しい。ただし、争いごとはお好みでないようで、「そういったことはご勘弁を」と、何食わぬ顔でおっしゃる。費用はほどほど、法務局は庭のようなものだと豪語する。

そして税理士師匠。金勘定はお手の物。相続税の申告や節税対策では右に出る者なし。ただし「争族」に関しては「それは弁護士さんへ」とやんわりと辞退なさる。登記について尋ねれば、「そちらは司法書士さんが」とにこやかに返される。領収書の管理には厳格。

結論を申せば、相続相談の入り口は「争いの有無」と「何を重視するか」に尽きる。争いがあるなら弁護士、手続きなら司法書士、相続税が心配なら税理士。まずは己の悩みを整理し、財布の紐を確かめ、専門家の門を叩くがよろしかろう。

我輩は、とりあえず司法書士事務所のチャイムを鳴らすことにした。相続人同士が不和ということでもなく、今回は、どうやら穏便に事が進みそうだからである。

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